今回、東北地質調査業協会からの推薦※を頂き5月23日、東京の如水会館において平成30年度の技術者表彰を頂きました。
表彰の連絡を頂いた際には、寝耳に水の話で「なぜ私に」との思いが先立ち、また、表彰者のリストを拝見しますと受賞者の中で2番目に若いことがわかり、諸先輩方を差し置いて表彰を受けることに身が震える思いでした。
思えば地質調査・さく井工事業を営む新協地水株式会社に縁あって入社し、アルバイトをしていたときから考えるとほぼ30年の時が流れていました。
30年近く在籍していると、いつの間にか古株となってしまいましたが、いまだに発展途上であり、同僚や諸先輩の皆様のおかげでなんとか業務を遂行しています。
今後も、表彰者としての自覚を持ち、さらなる高みを目指して努力して参ります。
~技術士~(応用理学部門)に合格して
資源開発部 藤沼 伸幸
技術士は科学技術に関する高度の専門的応用能力を要する事項について計画・研究・設計・指導などの業務を行う者として定義された国家資格です。
私が技術士の資格習得を目指して初めて受験したのが11年前であり、平成29年度の10回目の受験で合格することができました(震災の年は受験できませんでした)。十年一昔とは言いますが、仙台の地下鉄が開通して試験会場までのアクセスが格段に良くなるなど、いろいろな変化がありました。
技術者として社会に関わるうえで、技術士の資格を取得することは自分自身の価値を高めることにつながるという意識から技術士の資格習得に挑戦してきました(技術士として周囲から評価されたいという欲もチョットだけありました)。私自身、特に平成28年度は筆記試験では合格したものの口頭試験で不合格となったため、辛く、苦しい一年を耐え平成29年度に成果を出せたことを今後の自信につなげていきたいと思っています。
現在、専門用語などインターネットを使用して簡便に検索できる社会となっていますが、私は受験の準備として同型の色違いノートを複数冊購入し、分野・項目ごと区分してインターネットで調べたことの要点をまとめ、自分の手で筆記することを2年間続けてきました。
ノートも6冊ほどになりました。試験合格後に改めてノートを見返し、試験合格は目標ではなく一つの区切りという想いを胸に、今後の業務で果たすべき役割に新たな気持ちで取り組んでいきたいと考えております。
弊社には複数の技術士が在籍しております。皆さんの活躍に負けぬよう、なにより技術士として名前負けせぬよう今後の自己学習・自己研鑽を継続し、技術士として活躍する場を広げていく所存です。