■地中熱利用のための低コスト熱応答試験(略称:α-TRT)
地中熱利用設備の設計にあたっては、熱を交換する対象となる地盤の熱交換能力(=見かけの有効熱伝導率)を把握することが重要です。この熱伝導率を測定する熱応答試験(TRT:Thermal Response Test)を低コストで実施する工法がα-TRTです。
本工法では回転埋設鋼管杭「アルファウイングパイル」※1先端部を接続したシールドパイプを地中ヘ回転埋設させ、TRT用試験井を低騒音・無排水無排土で設置できます。※2
従来のボアホール型(掘削工法)よりも施工時間を短縮し、環境にやさしい低コストTRTを実施します。本工法では採熱管の挿入・引き抜きが容易で、試験後のシールドパイプを含めた完全撤去が可能です。
従来のポーリングマシンで掘削したボアホール利用のTRTより手軽に実施できます。
※1アルファウィングパイル工法は国土突通省大臣認定工法です。※2産総研「被災地企業のシーズ支援プログラム」採択事業です。