2020年11月3日、須賀川市の岩瀬農村環境改善センターの建物を改築・改装し、誕生した須賀川特撮アーカイブセンター。オープン1周年を過ぎた2021年12月に訪問しました。

「特撮の神様」とも称される須賀川市出身の円谷英二監督が礎を築いた特撮は、多くの素晴らしい作品を生み出し続けています。一方で、特撮ミニチュアなどの貴重な資料は、破棄されたり散逸したりしています。さらには、当時の状況を知っている人も少なくなりつつあります。

須賀川特撮アーカイブセンターでは、特撮技術を後世に伝えていく役割を担い、特撮に関連する貴重な資料等を収集・保存・修復・調査研究を行うほか、特撮文化を顕彰、推進していきます。また、ご来館された皆様は、撮影で使用された資料などの一部を見学することができます。（須賀川特撮アーカイブセンターHPより抜粋）

1階から2階へ吹き抜けとなっているホールには撮影で使われた背景画、上空には飛行機などを展示。図書コーナーには特撮やウルトラマンに関係した書籍や雑誌などの図書資料が収められており、その場で読むことができます。（貸出はしておりません）収蔵庫には、長編映画『日本海大海戦』で使用されたミニチュアの戦艦三笠をはじめ、所狭しと貴重な資料が展示されています。ミニチュアとはいえ、大きな存在感を放っている戦艦三笠の修復から展示までの様子を動画で観ることができます。2階には大河ドラマいだてんで実際に使用されたミニチュアや撮影機材なども展示されています。視聴覚室では、短編映画『巨神兵東京に現わる』と、そのメイキング映像を観賞することができます。先述の戦艦三笠の動画も同様、ご覧いただくと特撮の凄さ、素晴らしさが実感できます。このシーンはこんな技術で表現しているの？とため息の連続でした。大人の方からお子さんまで楽しめます。

須賀川市民交流センターtetteは平成31年1月11日にオープンした地上5階建ての施設です。施設の目的は「市民の生涯学習の推進及び様々な市民活動の支援を図るとともに、世代や分野を超えた市民交流を促進し、もって東日本大震災により甚大な被害を受けた市街地中心部ににぎわいと活気を取り戻し、震災からの創造的復興の実現を図るため。」（tette HPより抜粋）施設内には、図書館、お子さんの遊び場、200人収容可能な音楽会やトークショーなどにも利用できるホール、会議室等市民が集い、交流できる場所です。

吹き抜けとなっている「ひかりのまちひろば」では、バルタン星人などの怪獣に逢えます。5階の円谷英二ミュージアムも必見です。

10代の頃は母と行きました。現在は子供と行きます。レストラン・・・ということですが、今では貴重な存在の懐かしい喫茶店のようなお店です。おじいちゃんおばあちゃんもおひとりで来られる優しい雰囲気のお店です。

欲張りなわたしは、スペシャル盛り合わせAセット。ナポリタン・クロワッサンサンド・ハンバーグ・サラダ・フライドポテト・エッグ・カップスープ付￥1,120。ボリューム満点、クロワッサンが二度見するくらい美味しい。同行者はイタリアンハンバーグステーキ。ライス・みそ汁付￥1,150。他にもピザやサンドウィッチ、パフェなど迷ってしまうほどメニューが豊富にあります。お友達やご家族など、おひとりでもお気軽にぜひ。

たまたま見かけた番組で、畳のへりが材料として使われたバッグが紹介されていて、おぉと驚いたものですが、そのお店が須賀川にあることを知り、今回須賀川めぐりの流れで東町店へお邪魔しました。東町店はモダンな和のテイストの空間の壁にびっしりと並んだ畳のへり。どれも見たことがないような柄ばかりで、目を奪われました。須賀川と言えばウルトラマンの柄のへりもあります。

バッグだけではなく畳のへりが使われたバッジやへアゴムペンケース、ブックカバーなど様々な小物が販売されています。今回は、へりを使用したピアスとブックカバーを購入しました。久保木畳店さんは私の実家御用達で、大変お世話になっており、畳の張替やカーテンの新調をお願いしています。

須賀川市は隠れた和菓子王国です。『藤葉栄衰記』（とうようえいすいき）によると（現在の福島県を舞台とした軍記物。年代も著者も明らかではない）須賀川市には1399年（応永6年）足利満兼が奥羽支配のため遣わした満貞・満直の配下であった二階堂行続（二階堂治部大輔）が築城した須賀川城があったと言われています。

お城があるところには和菓子あり。諸説ありますが、千利休によって茶の文化が浸透するとそこで使われる和菓子も献上されたため、普及したとか。あくまで仮説ですが。今回はこちらの三軒をご紹介します。

季節の上生菓子が見た目にも華やかで美味！早めに行かないと売り切れてしまいます。季節によっておはぎや大福も登場します。上品な甘さで、お遣い物にも喜ばれます。今回は通年商品の3種をご紹介。揚げまんじゅう、しおがま、茶まんじゅうの3点。ついついもうひとつと手がのびる美味しさです。

須賀川市民なら言わずと知れた玄米パン。生地がふわふわで玄米の風味が食欲をそそります。こしあんが有名ですが、つぶあん、ごまあん、カスタード、季節商品でおいもあん、桜あんがあります。
予約注文可能なあん抜き（中にお好きな具を挟んでお食事がわりにも）、メッセージを載せた巨大玄米パンも記念日にサプライズで楽しそうですね。

こちらも須賀川の和菓子の代名詞「くまたぱん」とても甘そうと思った貴方、甘いですよ。癖になる甘さです。黒糖の風味が後を引き、おひとつぺろりと食べることができます。
名物くまたぱんは白い方、もうひとつはこちらも大人気の油饅頭。お茶と一緒に食べるのも美味しいですが、牛乳とも合いますよ。

須賀川にちなんだお土産やグッズをお探しでしたら、こちらのflattoさんがオススメ。ウルトラマンと須賀川が誇る伝統芸能吉野屋さんの絵のぼりがコラボしたトートバッグや（阿部はシリーズ3種愛用中）須賀川市のマスコットキャラクターボータンのグッズやそのほか各種スイーツも販売しています。
地元出身でもワクワクするお店です。