岩盤ボーリング

ボーリング調査中
岩盤ボーリングにより採取されたコア
通常、岩盤ボーリングはφ66mmもしくはφ86mmで掘削を行うが、本ボーリングコアは、φ115mmで掘削を行いコアサンプリングを行った。
 山岳地帯での構造物基礎調査や、トンネル調査の際には、しばしば岩盤を対象としたボーリングが行われます。
 岩盤ボーリングは通常の土質ボーリングと異なり、超硬チップを用いたビットではなく、ダイヤモンド粒やダイヤモンド粉末を埋め込んだダイヤモンドビットを使用したり、深掘り(100m〜200m)を行う場合はワイヤーラインボーリング工法を採用したりして、コアの採取を行います。
 ボーリングにより採取されたコアは、硬軟、コアの形状、割れ目の状態、風化の程度、変質状況、最大コア長、RQD等を観察して岩盤の分類を行います。
 また、目的に応じてボーリング孔内において速度・電気・キャリパー等の検層を実施したり、採取されたボーリングコアを用いて岩盤の強度を測定する一軸圧縮試験、弾性波速度試験や、X線分析などを行ったりします。




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