2012年の日本経済は、大震災からの復興需要の本格化を背景に回復基調になると予測されていましたが、実質的には円高や海外経済の減速などが影響をして、12月には「国内景気が悪下をしている。」との判断がされました。東日本大震災から1年10ヶ月が経過し、岩手・宮城の両県については、集中的に公共事業が発注され、復興に向けた事業が大きく地域経済を支え、確実に活況を呈しているように感じます。しかし、福島県では一部の地域を除き復興事業が景気を押し上げ、地域を活性化していると感じることができない状況となっています。それは、福島第一原子力発電所の事故による風評被害が地域経済に依然として悪影響を及ぼしている上に中間処分場問題が解決されないため、除染作業が遅れていることが福島の本格復興が始まらない主な要因と考えられます。こうした状況からも推察できるように、我々中小企業を取巻く環境は好転をしているわけではありません。幸い我々の業界は、復興事業における最上流部の業務を行っていることから、ボーリングフォアマンを中心に協力業者が不足という事態に見舞われる等、多忙な状態が続いています。この状態が一過性のものであることを全社で認識をして、常に顧客の身になって提案を行いながら、経営理念の下、地域に貢献できる会社、進化できる会社を目指してまいる所存です。 我々が、過去の中期経営計画でまとめた3つ特質点とは、 歴史と文化から培った3つの特質から、今後飛躍するために弊社が、自然と社会,市民と顧客に,社員の生活と人生に,どのような理念で行動するか、この問いに答えるために3つの経営理念を再定義しました。3つの理念は、経営者と社員の共通の目標であり指標です。この3つの特質から生まれた3つの経営理念を実現するためには、日々努力してまいります。 弊社は、新協地水3つの経営理念に基づき
● 環境保全への貢献を軸に、地域住民の必要とする事業に取組み、安全,安心,快適な地域づくりに協力をします。 これらのことを目指して、役職員が一丸となって一層の努力をしてまいる所存です。今後ともよろしくお願いいたします。 |
[前ページへ] | [次ページへ] |