福島県の湧水シリーズ |
谷藤允彦※
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![]() 三春町域の大部分は、白亜紀前期に貫入した阿武隈花崗岩類からなる、古い丘陵地の山地である。起伏の少ないうねるような山地を削って大滝根川と桜川の支流が、大局的には東から西に流れている。谷沿いに平坦地が少ないのが特徴で、水田よりもタバコや養蚕の畑作農業が中心の農村風景が広がっている。 三春町中心市街地と郡山市境の新興住宅団地を除けば、大きな集落はなく、小さな集落が各地に散在している。古い集落には神社やお寺があり、それらは湧水のある場所に作られていることが多い。 三春町にある湧水の規模は概して小さい。湧水は主に飲用などの生活用水になっていて、湧水にまつわる伝承も多く、水道普及前は貴重な水源として大切に守られていたことが伺われる。伝承とともに三春町の湧水を訪ねてみよう。
1.史跡 化粧清水(けわいしみず)
2.込木(くぐりき)の清水
1)清水への案内
2)井戸の様子 3)湧出機構
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