「1998年を迎えるに当たって」
  高い技術力の獲得を柱に、
     きめ細かな質の高いサービスを
        提供できる企業を目指す
代表取締役 谷藤 允彦



 1997年は、先行きの見えない混頓の中で暮れ、新しい年を迎えようとしています。21世紀を目前にして、全てのものが自らの存在意義を確認できなければ生き残れない時代、業境・県境・国境を越えた大競争・大変革の時代に突入したことを示すものと受け止めなければなりません。
 公共投資の削減、民間設備投資の減少は、コスト低減要求と相俟って、私どもの地質調査・さく井業にとって大変厳しい情況を生み出しています。現状の厳しさは始まりであり、競争と変革の大波の襲来はこれからが本番だと考えなければなりません。従来通りの技術や市場・顧客政策を踏襲していては、時代の大波に飲み込まれてしまう事は明らかです。 このような時代にあって、私どもは『あらゆる場面でコンサルタント』を合い言葉に技術能力を一層向上させ、顧客志向をさらに強化する為、次の方向を目指します。



(1) 企画・計画・設計・現場を含む実務・保守管理 など、全ての場面で、専門家として適切な提案と 高い品質を提供できる能力の獲得を目指します。
(2) 直接の発注者(公共団体、建設会社、設計会社、 設備会社・ハウスメーカーなど)の要求に十分応 える事は当然として、最終利用者の為により良い ものを、発注者と共同で作り上げるという観点で 仕事に当たります。
(3) 高い技術・技能の獲得と新鋭の高精度の設備、 最新の技術情報を獲得するために、社内での研究 開発を進めると共に、諸学会・研究会を舞台に、 多くの研究者・技術者のネットワークを築きま す。
(4) 既存の調査・工事資料のデーターベース化、他 の公開データーベースへの接続、研究報告・公表 資料の収集整理を進め、高い資料密度に裏付けら れたきめ細かなサービスの提供を追求します。



 我社の現在の到達水準は、技術・技能の質量とも不十分であり、機械設備の点でも立遅れています。しかし、仕事を通して地球環境を守り、住みよい地域作り貢献するために奮闘する姿勢を貫くならば、無くてはならない企業として地域の人々から選ばれ、この大競争・大変革の時代を生き抜く事が出来ると確信します。
 21世紀まであと3年と言う新しい年、1998年を迎えるに当たり、倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げる次第です。


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