温泉用深井戸の保守管理
1.保守管理の重要性
 温泉保守グラフ 水位、温度、流量
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 制御盤点検
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温泉用深井戸は、地下水用井戸の延長線上に開発されてきたものであるが、深く熱いという温泉井戸の特徴が、地下水井戸に比べて多くのトラブルを発生させるため、慎重な保守管理が必要である。
2.温泉井戸特有のトラブルの要因
- 温泉井戸
・井戸深度が深い、水圧が高い、ケーシングに段差がある、溶存成分が多い(付着・目詰まり・腐蝕)
- ポンプや制御系統
・高温(モーターが損傷し易い)、高揚程(水中の異物が障害を発生し易い)、制御用機器の故障
- 揚湯管、貯湯槽、給配湯管
・ 付着、目詰まり、腐蝕
3.我が社が提供する保守管理サービス
- ポンプの定期点検による異常の早期発見
(主電源電圧、運転電流、絶縁抵抗値の測定及び運転状況(振動、騒音等)の確認)
- 揚湯量・温度・質のチェック、水位測定、沈殿物の検査
(自動記録の管理、解析)
- 定期的なポンプ引き上げ点検・オーバーホール及び揚湯管洗浄・交換
(2〜5年に1回、ポンプの分解整備をする事により、長期にわたり使用できる)
- 井戸洗浄と回春工事
(2〜5年サイクルで行う事で、井戸本来の機能に回復させる事ができる)